●研究内容
当研究室は、材料のミクロな構造、状態を研究することに威力を発揮するシンクロトロン光を発生するための小型電子加速器や
発生した光を利用するためのビームライン・測定装置の開発、研究、および光を利用した各種材料の電子状態の解明を研究テーマとしています。
加速器・ビームラインは様々な装置から成り立っています。電子を曲げるための電磁石(常伝導、超伝導)、電子の通り道である超高真空パイプ、
加速するための高周波空洞、ビームラインを構成する光学系などについて、計画中の中部シンクロトロン光利用施設(仮称)に適した装置の開発、研究を行っています。
また、高エネルギー電子ビームを用いた高輝度光発生についての基礎研究を行っています。例えば、レーザーと高エネルギー電子ビームによるコヒーレントなシンクロトロン光発生や
自由電子レーザー、極短パルスX線発生についての実験的な研究、シンクロトロン光を利用した光電子分光による物質の電子状態の解明等を行っています。
●研究テーマ
・材料分析・評価に利用するための強力な電磁波の発生・利用方法の研究
・高輝度X線を発生する小型シンクロトロン光源の開発
・シンクロトロン光を用いたビームライン及び測定装置の開発
・電子蓄積リングを用いたコヒーレント光、自由電子レーザー、極短パルス光の発生
・主にシンクロトロン光を用いた各種材料の電子状態の解明
●講座配属を希望する学生諸君へのコメント、求める人材像
研究室のセミナーや勉強会の内容は、加速器の原理や物質の電子状態に関することなど、物理、化学に関する事柄が多くなります。卒論や修論の研究はもちろんですが、身の回りの様々な現象に対して、どうしてそうなるのかということを基本的なことから考えることを厭わない方を募集します。
●研究活動
セミナー(各学年週1回)
学会発表(日本加速器学会、日本放射光学会、日本物理学会等)
放射光、加速器を利用した実験は岡崎の分子科学研究所にあるシンクロトロン光施設等で行っています。
年間行事
4月 | 新入生歓迎会 |
8月 | 日本加速器学会年会(M2) 大学院入試(B4) |
9月 | 研究室旅行(美濃白川) |
1月 | 日本放射光学会年会(M2) |
2月 | 修士論文発表会(M2) 卒業論文発表会(B4) |
3月 | 中間発表会(M1) |
その他行事
Copyright (C) 2009-2015 Takashima Ito lab, All rights reserved.